ことばであそぼ

 人は 「ことば」 で思考しますから、子ども達の成長に言葉遊びは有効と考えます。
 遊び学ぶ体験活動(体験学習)では、子ども達が考える機会の一つにできるよう、「ことばへのこだわり」 をプログラムに組み込みます。

ことば遊び

 「ことば」は大切で、「ことば」 は、単なる発声とは異なり、音声を記号化し文字にして時間を超えた存在にしたり、会話として複雑な情報交換を行ないます。
 動物も鳴(啼)き声を出しますが、それは伝達目的が主の発声です。
 一方、人は、神など人知の及ばない畏怖するものとの交信に 「ことば」 を用い、繋がりを求めます。
 人は 「ことば」 を操り、同様な物事に限らず、別なこと、異なること、反することなどへと連想を働かせ、二律背反のような哲学もできるようになります。

ことば

言葉・詞・辞  「こと」は「事」と「言」、すなわち「事柄」と「言語」。「事」を人の意志によって対者に伝達する「言」に、事実を伴わない軽い意味として「端(は)」を加えた、「言(こと)」+「端(は)」の複合語で「ことば」。
「やまとうたは ひとのこころをたねとして よろづのことの葉とぞなりける」(『古今和歌集』仮名序)

word

語、単語、(口で言う)言葉、話、談話、言葉、口論、知らせ、便り、消息
【語源】古期英語「言われた (was said) こと」の意 印欧語根 wer- 話すことを表す。

ことばへのこだわりを通して期待する気付き

○ 英語にしてみる⇒ 英語のコアや語源を知る⇒ シンタックスを知る
○ 漢字を知る⇒ 漢字や熟語の由来を知る ⇒言葉の仕組み(構文)を知る
○ ことばの組み立てを知り、造語する
○ ことばとプログラムの繋がりを知る

 ことばに親しむと、本や図書館にも親しみが生まれ、調べることの楽しさも知ります。
 調べて蓄えられた知識は、「知性」 (常識,知恵) の糧となります。

 反面、本を読まず、印刷文章が言質(げんち)として残る新聞も読まずに、一過性のテレビやご都合で改編自由なネット上の偏った情報だけを得ていては、詭弁やフェイクも正当化され、都合悪くなったらリセットすれば、何事も無かったように赦される、といった、人格の崩壊が危惧されます。
 偏った情報源から得た知識は、「知能」を高めはしますが、必ずしも「知性」の糧とはなりません。AI=人工知能は作れるが、人口知性は作れない所以です。

(!! と言いながら、皮肉にも、Web掲載する矛盾 !!)

コア core

(ナシ・リンゴなどの)芯(しん)、(電線などの)芯、(鋳物の)心 型、中子(なかご)、(原子炉の)炉心、核心、眼目、(磁気)コア、磁心 、(地球の)中心核

シンタックス syntax

統語論 (とうごろん)、構文論 (こうぶんろん) 【語源】ギリシャ語「共に並べること」の意

はて? そのとおりか?

人工知能(AI)は作れるが、人口知性は作れない_のか?
AI= Artificial Intelligence= 人工知能  Intelligence を 「知能」 と和訳しています。
  逆に、英訳すると、
知能 intellect; intelligence
知性 intellect; intelligence; nous (常識, 知恵)  と、どちらも Intelligence です。

artificial

(「自然な」 に対して) 人造の, 人工的な, 模造の, 造りものの, 不自然な, 偽りの, わざとらしい, 気取った, きざな 【語源】ラテン語 「技巧による」 の意 (arti‐,ars「わざ」+‐fic‐,facere「作る」); 名詞 artifice

知能と知性

 人には 「知能」 と 「知性」 が有り、脳の仕組みに倣って人は人工的な 「知能」 AIを造りましたが、「知性」 を人口的に創ることはできません。

知能 intellect; intelligence

「知能」 は、既に答えが 有る 問いに対して、早く解答を見出す能力。
「知能」 は、データ(情報)を沢山持ち得さえすれば、それをデジタル思考的に取捨選択し、想定内のデータに基づく解答を見出す。

知性 intellect; intelligence; nous (常識, 知恵)

「知性」 は、未だ答えの 無い 問いに対して、その問いを 問い続ける 能力。
「知性」 は、知り得たデータを分析し、アナログ思考的に仮説を立て、想定外の解答を導き出すために必要なデータを 更に 見出し、解答を求る。

 人間は、人間の脳が有機物でできたアナログだから、無機物でデジタル作動する人工知能AIを造ることができました。
 AIには、それを動かすにはプログラムが必要です。プログラムとは 『 pro- 予め gram (紙などに) 書く』ことで、これは、アナログな作業で、知性と創造性が必要です。つまり、モーツアルトの曲をいくら巧みに演奏できても、モーツアルトほどの曲を作曲できるとは限らないと同様、パソコンを巧みに操作して既存のソフト (Application Software) を上手に使って見せても、ビル・ゲイツ のように OS (Operating System 基本ソフト) を開発できるとは限らない (プログラムできない) のと同様、この「プログラムとは」の理解が乏しいと、プログラミング学習も単なるゲームオタクの育成やネット中毒の助長になりかねません。

プログラム ⇒【プログラムとは】@Act.